レーベルクラッチとは
エンタメを次の次元へ
最初にこのチームを作った時は、「どこにいても誰もがクリエイティブに携われる」ということを目標にしました。私が海外出身ということも有るのですが、東京の中央集権的な優位性に疑問を持っていました。いつかインターネットが高速になって、みんなが一緒に絵をかいたり、音楽セッションをしたりできるんじゃないかという期待を胸に、当時Google Appsを使ったクラウド制作をはじめ、その活動の一環としてニコニコ動画に様々な企画動画をアップしていきました。
そのうちに動画サイト内ではカテゴリが細分化されたり、初音ミクが発売されたりと、インターネットのクリエイティブの現場はどんどん活発になっていきました。そのころはまだ粗削りな作品ばかりでしたが、どれもスピード感と活力が有って、混沌としていました。この数年で文化が成熟してきて、だんだんと精度の高いものが評価されるようになってきました。クオリティの高いものでないと商品棚にさえ並べないような、かつての中央集権的な評価基準に逆戻りしているのであれば、今こそ警鐘を鳴らすべきときです。一億総配信者の時代です。私たちレーベルクラッチは、今こそインターネットのクリエイティブをルネッサンスし、かつての活気を取り戻すことがエンタメをもう一つ次の次元につなげる推進力になるのではないかと考えています。
スクールビジネス
承認式指導法
「わたしの声が好きになる」というのがスクールビジネスの当初からのスローガンでした。私自身が音楽的素養が全くない状態で、音楽の現場に放り出されたために、本当に非効率的だったと思います。音楽スクールは、日本一ハードルが低いカルチャースクールになっても大丈夫なように、教育という側面もありながらも、苦手意識を持っている方々を「承認する」というメソッドを持って、様々な人々を支えてきました。
プロダクションビジネス
しまプロ
かつて、自社からキズナアイ社のタレントを輩出したことがありました。その当時からバーチャル領域での挑戦は視野に入れておりました。まさに「ニコニコ動画」の系譜を表している場所が今のバーチャル業界だと考えていたからだと思います。こうして2023年6月にIPビジネスとしてバーチャルライバープロダクション「しまプロ」を設立いたしました。
私たちのこれから
近年我々の身の回りに浸透している機械学習は様々なビジネスの在り方を変容させてしまうと言われています。一方で、ユーザーにとっては手の届かなかった領域がぐっと近づいてきたり、特にChat型のAIがもたらしたシームレスなコミュニケーションは、やがて世界の言語的な、文化的な壁を壊せるものだと思っています。エンタメはもっと自由になって良い。日本のみならず、アジア、ヨーロッパ、アメリカ等の世界に向けてボーダーレスに楽しまれる、普遍的なものになっていくと考えています。今はまだ言語依存であるIPビジネスも、もっとストレスが少なくローカライズすることが出来るようになる。その為にレーベルクラッチは発信をし続けていきたいと思います。
代表プロフィール
代表取締役社長
原辰樹(ゼブラ)
明治大学→ソニーミュージックグループ→株式会社一二三
第一世代歌い手。SONY MUSICにて技術チーム(デジタル)及び海外営業に従事。傍ら声優の新人発掘を担当。のちに一二三へ移籍、クリエイターとして従事。
その後大手音楽スクール講師を経て独立。
2018年にクラッチボイストレーニングスクール大宮校を開校。2023年3月大阪梅田校、4月に浦和校を開校。